堅守は際立つも、深刻さを増す無得点ドロー【島崎英純】2018Jリーグ第15節・ガンバ大阪戦レビュー

手詰まりの攻撃

 浦和レッズの先発布陣はサガン鳥栖戦と同じ。システムは3-3-2-2で、GK西川周作、DF遠藤航、マウリシオ・アントニオ、槙野智章、MF青木拓矢、宇賀神友弥、橋岡大樹、長澤和輝、柏木陽介、FW興梠慎三、武藤雄樹。オズワルド・オリヴェイラ監督はこのメンバーを現況の主軸と考えているようだ。

 かたやガンバ大阪は4-4-2の布陣。GK東口順昭、DF米倉恒貴、ファビオ、三浦弦太、藤春廣輝、MFマテウス、遠藤保仁、藤本淳吾、倉田秋、FWファン・ウィジョ、長沢駿。レヴィー・クルピ監督はリーグ戦前節の横浜F・マリノス戦で3-4-1-2を採用したが、今回は長沢がケガから復帰してコンディションが戻ってきたことを考慮したのか、ファン・ウィジョと彼を2トップで組ませ、司令塔の遠藤をダブルボランチの一角に据える4-4-2をチョイスした。

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