【コラム】Jリーグとブンデスリーガ。指揮官の傾向と、システムの『トレンド』を検証!

日本とドイツの監督事情は…

 サッカーという競技は日進月歩で変化するもの。それが進化なのか、退化なのは分かりませんが、その時代によって好まれる『流行』があり、時の指揮官は知識を蓄え、経験を得ながら知略と策謀を巡らせて勝利を目指します。中でもサッカーにおける『システム』は、その時のトレンドを知る大事なファクターです。現代サッカーでは試合開始直後の陣形が常時保たれるものだけでなく、局面によってフレキシブルに可変するものもあって、一概に数字上の羅列だけで判断できなくなっています。それでもピッチに立つ選手のポジショニングにはチームを率いる指揮官の何らかの意図が反映されていて、その秩序に則ることでチーム戦術を機能させることができます。

 そこで今回はまず、現在のJリーグ、そしてドイツ・ブンデスリーガの各チームで採用されているシステムを挙げ、その傾向とトレンドを探ってみたいと思います。

 まず、J1クラブ18チーム、ブンデスリーガ1部18チームが採用した直近のシステムを列挙してみましょう。

J1(2018Jリーグ第13節のゲームで各チームが採用したシステム)

チーム名(監督/出身国/年齢)

北海道コンサドーレ札幌(ミハイロ・ペトロヴィッチ/セルビア※国籍:オーストリア/60)

3-4-2-1

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