【コラム】大槻監督がもたらした成果と、オリヴェイラ監督の手腕【福田正博】FUKUDA’EYE

福田001

 大槻毅暫定監督の下でリカバリーを果たし、オズワルド・オリヴェイラ監督へと体制が変わった浦和レッズ。大槻監督が果たした成果と影響、そしてオリヴェイラ監督の手腕、戦術傾向についてを福田正博が語る。

大槻毅暫定監督は素晴らしい仕事をした

 大槻暫定監督が指揮した公式戦は6戦して4勝2分の無敗。準備期間のない中で、この成績は見事だと思う。好成績を挙げられた理由はいくつかあると思うが、一番の要因はミハイロ・ペトロヴィッチ監督が志向したサッカースタイルに戻した点、その決断が功を奏したと思う。

 既存の選手たちが最もプレーしやすい形、攻守のやり方に戻したことで原点に立ち返れた。具体的にはまず、ビルドアップの部分。堀孝史監督体制時のときは各選手の立ち位置が悪いために上手くボールが回らなくて苦労したけども、大槻監督になってからは選手がパスワークしやすい形になったのでスムーズにビルドアップができた。

(残り 4034文字/全文: 4424文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

1 2
« 次の記事
前の記事 »