【無料掲載】鈴木啓太引退試合[巻誠一郎(BLUE FRIENDS)][選手コメント]
○巻 誠一郎
Q ナイスゴールでした。
A ゴールシーンは啓太のシュートをGKがはじいたものを押し込んだだけですよ。
Q 昨日熊本でのJ2を戦って、今日埼スタに来たようですが、前線で走り回る姿が印象的でした。
A 啓太とは代表でほとんど同じ時期を過ごしましたし、彼の存在のすごさも対戦相手としても感じてきましたから、メンバー入りの要請を受けて、チームも許可をしてくれたので、「これは来ないとな」と参加させていただきました。
Q 巻選手にとって啓太さんはどんな存在でしたか?
A 人の気持ちがよく分かる。かゆいところに手が届く、こういうことをやってほしいんだろうなというプレーをしてくれます。今日も前半に僕たちがゴールを取ってほしいという思いを察知すれば、点を取りに行きましたし、後半はレジェンドが前線にいたので、しっかりと守るとか、空気の読める存在です。良い意味で人の心を読むのが得意な選手でした。それは現役時代から感じています。
Q 一緒にプレーしていて、思い出に残っていることはありますか?
A 華麗なシュートや攻撃よりも周りに安心感を与えてくれる存在でした。後半のようなプレーを見ながら「啓太らしいな」と思いながらベンチで見ていました。あのようなプレースタイルはピッチにいる選手からすれば大切な存在で、ピッチの外でも気遣いのできる選手でした。ロッカールームでも周りの選手のことをよく見て、言葉使いも含めて、空気を察したり、読んだりしてくれることはさすがだなと思って見ていました。
Q 何か思い出されるエピソードはありますか?
A 一つに絞れないですね。仲良くさせていただきましたし、いる時間も長かったです。言動も印象に残っています。リベロをやった試合もありましたし、どこでもできるんだなと思ってプレーしていました。アジアカップも灼熱の中、ヘトヘトになりながらも、彼は最後まで走っていました。それはすごく印象に残っています。