好転しないチームの中で、 それでも一筋の光明はある【島崎英純】2017明治安田生命J1リーグ第18節・アルビレックス新潟戦レビュー

■影を潜めている中央のコンビネーション

ミハイロ・ペトロヴィッチ監督はストロングスタイルを貫いた。システムは3−4−2−1。GK西川周作、3バックは出場停止の遠藤航の代わりに那須大亮を入れ、両ストッパーは槙野智章と森脇良太で不動。ダブルボランチに阿部勇樹と柏木陽介。両翼は宇賀神友弥&関根貴大で、前線トライアングルはラファエル・シルバを頂点にして興梠慎三と武藤雄樹がシャドーに入った。

約5年半に渡って築き上げてきた形を踏襲し、信じた道を突き進む。前節の川崎フロンターレ戦では迷いが生じて相手に合わせる戦いを選択したが、今回は原点に立ち返って戦うことを宣言したように見えた。個人的にはそれで良いと思う。

(残り 4248文字/全文: 4547文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

1 2 3 4
« 次の記事
前の記事 »