【無料掲載】2017AFCチャンピオンズリーグ・グループステージ第5節・ウェスタン・シドニー・ワンダラーズ戦[駒井善成][記者会見]

○駒井善成
立ち上がりはチームとしてもすごくいい入り方をして、僕たちが狙いを持った中でのボールの動かし方などができて、いい時間帯に得点を重ねて3-0という形も作れました。相手の攻撃に関しても、ほとんどノーチャンスと言っていいほど、出足の速い守備からのボール奪取があり、そういうところはすごくよかったのですが、後半はどこか、監督もおっしゃったように、少し運動量が落ちてきたときに、相手のシャドーの選手が落ちたところを捕まえきれずターンされるシーンがありました。

僕たちのサッカーは奪った後に前を見て、素早くつけていくというサッカーなんですけど、動き出しの部分がワンテンポ遅れている部分もあったので、個人としてもチームとしても、成長するため、上を目指すためには、改善しないといけないと思います。難しいかもしれないですけど、前半のようなサッカーを後半もしっかり続けられるようにしたいので、それは今日の試合のミーティングをすると思うので、個人個人が映像を見て、課題をしっかりクリアしていきたいと思います。ただ、今日は勝つことが大事でしたので、6点を取って勝てたのはよかったと思います。

Q 2点目のターンからのドリブル、アシストというプレーのアイデアについては?
今日は相手が5バックで来るという予想の中で、前日練習からしっかりモリ君(森脇)と李選手との関係性を常に意識していて。モリ君が高い位置を取ったときは、僕がしっかり中に入って、相手の裏を狙うのか、足元でもらうのかを、練習からいいフィーリングをつかめていた、うまく前日の練習からのイメージを持ちこめました。間で受けてターンするのか、フリックするのか、モリ君にはたくのかという3つの選択肢を持てていた中でのドリブルからのスルーパスでした。あそこはチームとしても狙い目だったので、よかったと思います。

Q 浦和に来て、最初はなかなかうまくいかなかったと思うが、学んだものは?
それは難しい質問ですね(笑)。でも、常に日々の練習から全力で取り組むことと、チームの戦術に適応することです。最初は体が動くより、頭で考えて身体が動くという感じで少し遅れていた部分があるんですけど、今はほとんど、頭と身体がすっと同時に動くようにまでレッズのサッカーに慣れてきたと思います。あとは、同じサイドの選手がすごく活躍しているので、自分も活躍したいという気持ちは常に持っていました。その中で、いい競争意識からいいプレーもできるようになったのではないかと思います。

Q 元々、体の強さは前所属チームからあったと思うが、ACLで苦しんでいる印象がなく、ACLで自分の持ち味を出せるイメージは元々持てていたのか?
僕がレッズに来て一番びっくりしたのは球際の強さ、激しさでした。テクニックもすごいと思いましたけど、練習を見てもらえたら分かると思いますが、バチバチとやり合うところが最初にびっくりしたところでした。

今はその練習にも慣れましたし、練習の中でみんなが日々高い意識を持って球際に強く行っているから、ACLの舞台でもやれていると思います。ハードなタックルもありますけど、ビビることなく、逆に自分も当たれるようになっていると思います。レッズに来て、いろいろな面でどんどん成長していっている中で、ACLでも自分のプレーが要所要所で出せているのではないかと思います。

Q アグレッシブさは持ち味としてあると思うが、その部分をはじめから出せている手応えはあるか?
そうですね、自分の特長はドリブルなので、気持ち的にネガティブになってしまったら、いいプレーはできません。常にボールを持ったら強気なプレーでやっていくのが自分の持ち味なので、その中でいろいろな選択肢を持って、パスに変えていくというのが大事だと思います。アグレッシブさというのは今後も、どんな相手にも忘れずにいきたいと思います。

Q 1試合を残してベスト16進出が決まった感想と、グループステージの残り試合で出場のチャンスがあったら、どんなふうに生かしていきたいか?
決勝トーナメントに進出できたのは、チームとしても、個人としても満足している結果です。昨年、ベスト16で敗退しているので、その壁を何とか乗り越えていって、ベスト8、準決勝、決勝と進んでいければいいと思っています。

僕は競争相手、ライバルもいて、出場時間が限られた中でのプレーもありますけど、やはりチームとしてやることが大切なので、グループステージの残り1試合、レッズは勝ちにいくことが大事なチームなので絶対に次も勝ちにいきます。アウェイのFCソウル戦はすごくハードな戦いになると思いますけど、連勝して、この勢いを保ったまま向かっていけたらいいと思います。

« 次の記事
前の記事 »