日々雑感『梅崎司—サッカーは楽しい』
急遽立ったピッチ
暖かな太陽の光が降り注ぐ大原グラウンド。インターナショナルウィークのリーグ中断期間中に組まれた東京国際大学とのトレーニングマッチに向けて、梅崎司のモチベーションは極限まで高まっていた。
当初は控え組中心のチームが出場する4本目でプレーする予定だった。しかし1本目終了時に阿部勇樹と柏木陽介がコンディション調整のために下がり、彼が急遽ピッチに立つことが決まった。
「フルコートでのゲームは、去年ケガした神戸戦以来(2016年8月31日@YBCルヴァンカップ準々決勝第1戦・ヴィッセル神戸戦)。これまではチームの紅白戦にすら出ていなかったから、正真正銘の復帰戦です(笑)」
右サイドアタッカーのポジションに入ってファーストタッチ。何の違和感もなくスムーズなアクションでパスを返し、すぐさま次のエリアへ動き出す。
「観ていてどうでした? 自分の感覚では良いフィーリングでプレーできたように思うんです。本当に久しぶりのゲームだったけど、身体が軽かった。でも、まだ相手との間合いが掴みにくくて、その点の実践感覚は取り戻せてないかな。また、相手に当たりに行く時は躊躇しなかったけど、相手の動きに合わせて守備をする時は少し控えました。自分から主体的にアプローチする時は力を入れやすいんですけど、受動的に守備する時は思わぬ方向に力が働くので。でも、思ったより動けていたでしょ」
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