試行錯誤するFC東京を粉砕した 確固たる浦和のベース【島崎英純】2016YBCルヴァンカップ第2戦・FC東京戦レビュー
■“3度目の正直”を狙った篠田監督の狙い
浦和レッズとFC東京との対戦は今季4度目だが、篠田善之監督率いるチームとは3回目のマッチアップになる。篠田監督はJリーグ2ndステージ第12節で選手たちに猛烈なプレッシングを課して浦和のビルドアップを無効化した。しかし後半途中に選手たちのスタミナが切れることを想定して4バックから3バックへ移行したことが裏目に出て逆転負けを喫している。
また、続くYBCルヴァンカップ準決勝第1戦では同じく4-2-3-1を採用しながらも前回ほどにはプレス強度を高めず、今度はトップ下の東慶悟を2列目中央から最前線へ左右のスペースへ飛び出させる形で浦和守備網のマーキングを幻惑させた。
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