三度の逆転劇で、 アウェーの浦和が先勝【島崎英純】2016YBCルヴァンカップ第1戦・FC東京戦レビュー
■ともに日本代表選手不在の中で
浦和レッズは3-4-2-1、FC東京は4-2-3-1のシステムを採用して対峙。浦和はミハイロ・ペトロヴィッチ監督が準々決勝第2戦・ヴィッセル神戸戦での退席処分でベンチ入りできずに堀孝史コーチが指揮を執ったが、当然戦術、戦略は通常通りだった。
この日の浦和はズラタン、武藤雄樹、李忠成の前線ユニットがスタメンを飾り、完全休養を与えられた宇賀神友弥が帯同メンバーからも外れ、右に駒井善成、左に関根貴大が並び、平川忠亮がベンチに控えた。そしてボランチは阿部勇樹と青木拓矢。バックラインはリベロ・那須大亮に右ストッパー・遠藤航、左ストッパー・森脇良太、そして最後尾にGK大谷幸輝が構えた。日本代表にGK西川周作、DF槙野智章、MF柏木陽介の3人が招集されている点からも、この布陣は予想の範疇だった。
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