繰り返される逆転劇。浦和の神通力にFC東京が自滅【島崎英純】2016Jリーグ2ndステージ第12節・FC東京戦レビュー

■局面での劣勢が目立った前半

試合序盤は双方いくつかのチャンスがあった。

FC東京は前線から激しくプレス&チェイスして浦和レッズからボールを奪い、鋭いショートカウンターを発動した。またFW前田遼一の力強いポストワークを生かすことで3シャドーの東慶悟、中島翔哉、河野広貴が効果的なボールタッチと縦への突破を繰り返した。中盤中央の梶山陽平と橋本拳人のバランスコーディネイトも見事で、素晴らしい攻撃構築で浦和の選手たちの腰を引かせていた。

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