戦況を一変させたMFのプレー。浦和が敵地で鹿島を砕く【島崎英純】2016Jリーグ2ndステージ第5節・鹿島アントラーズ戦レビュー
■前半に苦しんだ原因
前半の浦和レッズが鹿島アントラーズに攻勢を奪われた要因を考察してみる。
鹿島は前線から激しくプレス&チェイスしてきた。2ndステージの彼らはアグレッシブな守備戦術にトライしていると聞いていたので、浦和側も劣勢は予測していたように思う。ただ、浦和はボールの出処を抑えられたことで相手を後方に退かせるロングフィードを蹴る余地すら与えられず、予想以上に厳しい状況に立たされたと思う。
鹿島は金崎夢生と土居聖真が2トップを形成し、両翼に遠藤康と中村充孝を配備。ダブルボランチは小笠原満男と柴崎岳だったが、ふたりのうちのどちらかが後方の4バックに入り込み、浦和攻撃陣にマンマークで付く形を徹底させていた。
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