【無料記事】甲府戦を2日後に控えたチームに西川周作ら“日本代表組”が合流。槙野智章と柏木陽介はフルメニューを消化【2016浦和レッズ・大原レポート】

■西川はリカバリーメニューのみ

J1リーグ・ファーストステージ第5節・ヴァンフォーレ甲府戦を2日後に控えた浦和レッズが3月30日、大原サッカー場でトレーニングを実施した。前日までロシアW杯二次予選に参戦していた日本代表GK西川周作、DF槙野智章、MF柏木陽介がチームの全体練習に合流し、前日のシリア戦(5○0)にフル出場を果たした守護神はランニングなどのリカバリーメニューで汗を流した。

一方、シリア戦で出場機会がなかった柏木と槙野はフルメニューを消化。鳥かごのあとに行われたハーフコートでの11対11のミニゲームでは、柏木がボランチ、槙野は左CBに入り、チームメートと入念にコンビネーションを確認した。


ミニゲームではBチームが甲府をイメージした[5-4-1]の5バック気味の布陣でAチームと対峙し、強固な守備ブロックをベースにロースコアに持ち込む相手の狙いを崩すためのイメージを膨らませた。トレーニングの途中、ペトロヴィッチ監督はボールを失ったあと、すぐに奪い返すためのアプローチを繰り返すことや、動き出すタイミングや味方へのサポートの距離や角度を口酸っぱく指摘するなど、Aチームのコンビネーション向上に余念がなかった。

映像で甲府の試合をチェックしたという西川や柏木は、甲府の引いた守備ブロックについて言及。ともに難しい試合になることを覚悟しているように、浦和は過去3シーズン、甲府とのホームゲームでいずれも引き分けている。甲府の“堅守”をいかに崩すかーー。それが今節における最大のテーマとなる。

この日のトレーニングでAチームの2シャドーに入った李忠成は、「相手にコンビネーションは120%警戒されているだろうけど、焦れずに戦うこと。きれいな形でなくても、ゴールを決めればゴールだし、勝ちは勝ち。ゴールを奪う、勝ちたいという執念を見せる自信はある」と気迫で相手を押し切る姿勢を打ち出した。

Text&Photo by 郡司 聡

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