【島崎英純】2016アジア・チャンピオンズリーグ第3節・広州恒大戦プレビュー(2016/3/15)
中国第3の都市・広州で挑むアウェイゲーム
浦和レッズはJリーグ1stステージ第3節のアビスパ福岡戦を2ー0で制した翌々日の早朝にアジア・チャンピオンズリーグ第3節、アウェーの地である中国・広州へと向かった。
広州市は中華人民共和国広東省に位置する副省級市で、広東省人民政府が置かれる省都である。広州市は中国本土では北京市、上海市に続く第3の都市として名高く、経済、文化の中心地でもある。
広州市中心部に赴くと高層デパート、ホテル、ビジネスタワーが建ち並び、その荘厳な雰囲気を味わえる。街中にはマクドナルドやスターバックスなどのアメリカ資本の店舗が並び、西洋や日本の都市と何ら変わりがない。また広州市の市民は都会暮らしであることからか、他の中国地方都市に比べると服装も洗練され、佇まいも落ち着いている様子がうかがえる。また広州市は地下鉄網が発達しており、市民は車やバスに加えて、市民の足として地下鉄を数多く利用している。
私は2013年にACLの広州恒大戦を取材するため、この地に降り立ったことがある。当時から約3年が経った今、この地は日進月歩で進化を続け、まだまだ発展の余地があるように思える。現在の中国経済は様々な問題を抱えていると指摘されているが、街中を走る車は高級外車ばかりで、軒先には高級ブランドショップが連なり、地元市民は着飾ってハイソサエティなレストランで食事をしている。もちろんその裏には貧富の差に苦しむ人々もいるが、劇的な発展の姿に、20年ほど昔の、かつての日本を投影することができるかもしれない。
アジアナンバーワンの力を誇示する広州恒大
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