島崎英純×福田正博 浦研対談その2「個性がなくなり、バランスの取れたサッカーが出来ている」(2014/6/18)
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→島崎英純×福田正博 浦研対談その1「ワールドカップブラジル大会は、日本を日本化することを提案する大会になる」(2014/6/13)
個性がなくなり、バランスが取れているチームになっている
編集部:浦和レッズの2014シーズン前半戦を振り返りたいと思います。レッズは前半戦をリーグ戦首位、ヤマザキナビスコカップ・決勝トーナメント進出という成績で折り返しました。昨年までの状況が嘘のように失点も減って、リーグ最少失点という成績です。
福田:失点が減ったのは見事だね。GKに西川周作が入ったことも要因のひとつだと思うけども、去年までは槙野智章、森脇良太の攻守両面におけるプレー関与が目立っていたものが、今年はそれが目立っていない。その意味ではチーム全体のバランスが取れていると思う。また前線の選手もやるべき仕事が明確になっていて、特定選手に頼らずチーム全体でそれぞれの選手が責務を担うという本来の姿に戻ってきたと思う。
島崎:今までのペトロヴィッチ監督はチームバランスをあえて崩すという論旨が垣間見られたのですが、今年はアプローチが異なりますね。バランスを非常に考えていると思う。福田さんがおっしゃる通り、普通のチームになったと思います(笑)
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