仙蹴塵記

明治安田J2第18節 いわき戦・第一報 劣勢の時間を林彰洋らのタフな守備で耐える。前後半立ち上がりの好機を生かし2-1で逃げ切り

ベガルタ仙台は明治安田J2第18節・いわき戦で、前節から先発メンバーを3人交代して臨んだ。真瀬拓海が今シーズン初先発。出場停止の長澤和輝のポジションには松下佳貴が入った。また、名願斗哉が左サイドで先発入り。ゲームキャプテンは林彰洋が務めた。

仙台は開始1分にいわきクロスのこぼれ球を五十嵐聖己にシュートされたが、これは枠外。攻め返すと、3分に中島元彦が左サイドでFKを獲得。中島はこの位置から直接ゴールを狙ったが、これは相手にブロックされた。攻撃の手を緩めない仙台は、5分にCKを獲得。松下のキックにファーサイドの髙田椋汰がダイレクトで合わせ、これが見事決まった。仙台は髙田の今季2点目で先制、1-0とした。
 
仙台はその後、反撃に出たいわきの攻勢を受ける時間を過ごすが、前線からの激しいプレッシャーで相手の攻撃のスピードを落として守る。27分、仙台はカウンターをしかけ、中島がオナイウ情滋と長距離のパス交換からボレーシュート。しかしこれは上に外れた。両チームともハーフウェーライン付近で潰し合う展開になるが、36分、仙台は左サイドでボールを運ばれ、折り返しから山口大輝にミドルシュートを打たれた。だが、これは枠を外れた。終盤の相手セットプレーも防ぎ、仙台は1-0で前半を終えた。

ハーフタイムでの仙台の選手交代はなし。仙台は前節の課題として残った後半立ち上がりのプレーを引き締めたかったが、46分に失点してしまう。左サイドからのクロスを谷村海那に足下で合わせられ、1-1とされた。
 
仙台は同点にされた後も相手CKのピンチが続いたが、これを守り切って反撃。52分、相手ゴール前で郷家友太が粘って左の名願に展開。ここから連続攻撃をしかけ、最後はオナイウが蹴りこんだ。仙台はオナイウの今季2点目で再び勝ち越し、2-1とした。
 
60分、仙台は2選手を交代。真瀬と名願に代わり石尾陸登と相良竜之介がピッチに入った。しかしこの時間はいわきの攻撃を浴びる。67分、相手クロスから決定的なシュートを打たれたが、これはクロスバーに助けられた。69分には右サイドから放りこまれてゴール近くで合わせられたが、このシュートは左に外れた。
 
劣勢の73分に、仙台はオナイウから中山仁斗に交代した。74分、早速中山が松下の浮き球スルーパスに反応して抜け出すが、ダイレクトで打ったボールはコントロールを欠いて左に流れてしまった。76分には一転して大ピンチ。パス交換で最終ラインの背後を取られ、抜け出した西川潤にシュートされたが、これは林が壁になってスーパーセーブ。事なきを得た。

79分、仙台は菅田のフィードから相良が抜け出しカウンター。最後は松下がシュートしたが、これはGK立川小太郎の正面だった。83分には自陣左サイドで相手直接FKからゴールを狙われたが、これも林が弾き飛ばした。
86分に仙台は、中島と松下をエロンと内田裕斗に交代した。5-4-1に代えて、逃げ切りをはかる。それでも相手のクロスからの連続攻撃に耐える展開が続いたが、何とか守り切って2-1でタイムアップした。

前節・岡山戦での大敗から立ち直り連敗を阻止することが必要だったが、仙台は難しい試合展開ながら勝利でアウェイゲームを終えることができた。森山佳郎監督はこの日の戦いぶりについて「我々はぎりぎりの戦いをしながら勝点を積み上げていくチームなので、そういう意味ではぎりぎりまで戦ってよく勝点3を持って帰れるところは、本当にみんなのがんばりを褒めたい」とチームを評した。

reported by 板垣晴朗

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