仙蹴塵記

明治安田J2第16節 栃木戦・第一報 先制許すも中島元彦の2ゴールで2-1に。今季3回目の逆転勝ちで、2019年以来の4連勝を記録

ベガルタ仙台は明治安田J2リーグ第16節・栃木戦で、前節・群馬戦と同じ先発メンバーを選択。ベンチには中山仁斗が2試合ぶりに入った。ゲームキャプテンは林彰洋。

相手の栃木はこの試合を前に監督が交代しており、立ち上がりの出方が注目点のひとつだった。仙台は5分、オナイウ情滋がボールを運んで右サイドから攻撃。スローインからオナイウがクロスを上げると、郷家友太が頭で合わせたが、これは枠を外れた。
押していた仙台だったが、9分にシンプルなかたちで失点を喫する。相手ロングボールのこぼれ球を南野遥海に遠目からダイレクトで打たれると、このミドルシュートがゴールイン。0-1で早くも追いかける展開になった。
仙台は13分にCKを獲得すると、この流れで郷家がペナルティエリア内で倒され、PKを獲得する。キッカーは中島元彦。PKはGK丹野研太に弾かれたが、中島はそのこぼれ球を自ら頭で押しこんでゴール。中島の今季4点目で、仙台が1-1に追いついた。
1-1となって試合が落ち着くと、仙台は5バックの栃木を押しこむ展開に持ちこむ。28分、松井蓮之のスルーパスを受けて抜け出した中島が左サイドからシュート。これは丹野にブロックされた。30分には相手陣内でのパス回しから、最後は相良竜之介が得意の左サイドからシュート。これは枠外だった。
仙台は押しながらも、時折栃木のロングボールやカウンターを受ける。40分、相手クロスから南野にヘディングシュートを打たれたが、これは林が冷静にキャッチ。逆に41分、オナイウのクロスに中島が合わせたが、丹野の好セーブに阻まれた。45+1分、仙台は中島が相手ゴール前でFKを獲得。中島が直接ゴールを狙ったが、わずかにゴール上へ外れた。仙台は前半のうちに追いつくが、1得点にとどまり1-1で前半を終えた。

ハーフタイムでの選手交代はなし。仙台は後半立ち上がりに、栃木の攻撃を受けて立ってしまう。49分、右サイドから攻められて朴勇志にシュートされたが、これは林が止めた。我慢の時間帯が続いたが、58分、オナイウの突破から左にボールを動かし、相良がシュート。これはブロックされてCKへ。左CKを長澤和輝がニアサイドに蹴ると、ここに入りこんだ中島が頭で合わせてゴールに流しこんだ。中島のこの日2点目で、仙台は逆転。2-1とした。
67分、仙台は2選手を交代。オナイウと相良に代え、真瀬拓海と名願斗哉を投入した。71分、仙台はその名願が右サイドを抜け出してカウンターをしかける。併走してパスを受けた松井がシュートしたが、これは打ち上げてしまった。
82分に仙台は中島から菅原龍之助に交代。しばらく相手の放り込みの連続に苦しめられる時間が続く。86分、左に振られてシュートを許したが、これは枠外だった。87分には縦パスを通され、途中出場のイスマイラにシュートされる。このシュートは浮いたことで仙台は助かった。
90分、仙台は長澤と郷家を松下佳貴と中山仁斗に交代。90+3分、ペナルティエリア内でイスマイラにキープからシュートを許した仙台だが、これは左に外れて命拾いした。仙台は相手のパワープレーを耐え抜き、2-1で逆転勝利した。

仙台は2019年以来の4連勝を記録した一方で、追加点を取れなかったことなど今回も課題と向き合う内容となった。森山佳郎監督は「4連勝とはいえど一度も楽な戦いがなく、大変な接戦を毎回毎回して、ちょっとずつ課題を修正しながら」というチームの現況とともに、攻撃の組み立てやゴール前での粘りを挙げ「全体としてはいい感じで成長してきているのかなと思います」として会見を締めくくった。また課題と自信を得て、チームは次節の岡山戦に向かう。

reported by 板垣晴朗

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