仙蹴塵記

【次戦への準備から】明治安田生命J2第34節・水戸戦。その背中を守り、背中を押すのは誰か

攻め合い、打ち合い、点の取り合い。どう表現するのが適切なのかは分からないが、明治安田生命J2第34節・水戸戦は、通常どおりであればそのような展開が予想されそうな試合である。

2月27日に行われた今季第2節の対戦では、3-2で仙台が勝利。シュート数は仙台が16、このときホームだった水戸はなんと21という乱打戦だった。あれから半年以上が経ったが、両チームとも攻撃時に前へ向けて加速し、人数をかけるスタイルをそれぞれのやり方で発展させてきた。

もっとも、「今、いろいろなチームを見ていますが、水戸に関しては非常に状態がいい」(原崎政人監督)という相手に対して、仙台は攻撃に元気がない。2試合連続無得点という数字もそうだが、全体的に勢いを欠いている。今週の練習を前に、チームとして集計しているトラッキングデータでもこの2戦は好調時より足りない事実を全員で再確認したとのことで、前に向かうスプリント数とか、攻守のサポートへの一歩目とか、そういったものを取り戻すことで、水戸の厚い攻撃とぶつかり合う術を見出したいところだ。

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