仙蹴塵記

明治安田生命J2リーグ第17節 大宮戦・第一報 名倉巧の今季2点目などで2試合連続4得点。4-2で今季2回目の3連勝を達成

ベガルタ仙台は明治安田生命J2第17節・大宮戦に、前節と同じ先発メンバーで臨んだ。ベンチの控え選手も同じ。ゲームキャプテンは平岡康裕が務めた。

仙台の最初のチャンスは7分。小気味よくパスを繋ぎ、最後は富樫敬真のクロスに右サイドバック(SB)若狭大志が飛び込んだが、シュートは浮いてしまった。12分には右サイド遠目で獲得したFKから中島元彦が直接ゴールを狙ったが、枠を外れた。

21分に仙台は自陣でボールを奪われてシュートに持ち込まれるピンチを迎えたが、ここは小畑裕馬がセーブした。27分には遠藤康の右CKに若狭が頭で合わせたが、これは上に外れた。なおも攻める仙台。30分、キム・テヒョンのフィードを受けた内田裕斗が左サイドに抜け出し、このクロスに逆サイドの名倉巧が合わせてゴール。仙台が名倉の今季2点目で先制した。
1-0とした仙台は39分に、今度はセットプレーからチャンスをつかむ。遠藤の左CKをニアサイドの若狭がすらすと、富樫が頭で押し込み今季6点目。2-0として前半を終えた。

原崎政人監督ハーフタイムコメント
・前向きでサポートしてあげよう。
・ボールにもっとタイトに行こう。
・受けに回らないこと。
・キツイ時間帯でも中で声をかけ続けてプレーしよう。

ハーフタイムでの選手交代はなし。50分、仙台は若狭が右サイドの深い位置まで上がってクロス。遠藤が頭を合わせたが、これはGK志村滉の正面だった。押しこみたい仙台だったが、54分、一発のロングボールで裏を突かれ、富山貴光のゴールで1点を返された。

悪い流れになりかけた60分、仙台は相手陣内で氣田亮真がキープし、横パス。これをフォギーニョが豪快に蹴りこんで、2試合連続ゴール。3-1にして点差を2に戻した。

仙台は62分に遠藤からフェリペ・カルドーゾに交代。68分にはカルドーゾが右に抜け出してシュートしたが、これは志村に止められた。

73分、仙台は氣田と富樫を加藤千尋と皆川佑介に交代。79分には皆川が右サイドでボールを受けて突破、クロスに持ち込むがカルドーゾが押さえられてゴールならず。だが82分、内田裕斗のクロスをカルドーゾが頭で決め、今季3点目。4-1とした。

得点直後の83分、仙台は内田と中島を真瀬拓海と吉野恭平に交代。だが守りのミスが増え、90+3分に菊地俊介に1点を返された。

仙台は最終的に4-2で逃げ切り、今季2回目の3連勝を達成。原崎政人監督は結果を受け止めたうえで、「ゲームコントロールなどの課題もあった試合だったので、勝ちながらまたしっかり修正して、また次に進んでいきたい」と、勝って兜の緒を締めた。

reported by 板垣晴朗

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