仙蹴塵記

【道中から】試合の舞台裏から2021(2)

2021シーズンの公式戦を、取材者としての裏話を中心にお送りするこのコーナー。今回取りあげる3月下旬から4月中旬は、開幕から勝てない試合が続く厳しい時期でした。しかし、その中で台頭してきた選手、この時期がターニングポイントになった選手の表情は、それぞれ取材者の印象に残っています。(全9回予定)

○明治安田生命J1第6節・FC東京戦(3月21日・味スタ)

第5節のG大阪戦が中止になったことにより、前節から二週間が空きました。連戦で、アウェイが続き、結果が出ていなかったチームにとっては精神的重圧から一度解放される貴重な時間になりました。この頃は手倉森誠前監督もオフ明けの会見で駄洒落を言ってくれることが多く、練習後のオンライン会見では逆光で顔が見えなくなった記者からの質問を受け「逆光から位置を変えたように、逆境から抜け出したい」とコメントしていました。

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