仙蹴塵記

【道中から】Out of thin AIR

写真撮影:2月28日

もどかしい日々が続いております。ほんの一週間前の予定表に基づけば、私にとって今日は明治安田生命J1第2節・G大阪vs.仙台の取材のため、夜には大阪へ移動していたはずでした。世界各地で、新型コロナウィルスの感染拡大を止めるべく日夜努力を続ける方々が報われることを、願っております。

なかなか日常が戻らないなかで、Jリーグに関わる方々にとっても、様々なことが手探りで、前に進みにくい状態が続いています。どうしたものか不確かな状態にあることを英語で in the air と表現しますが、まさに宙に浮いた状態。困ったものです。

そのように悶々としていた、2月26日のこと。この日に予定されていたJリーグYBCルヴァンカップグループステージ第2節・仙台vs.C大阪が延期になり、この時間を利用して事務作業と原稿執筆をしていたのですが、何だか進みません。休憩が多くなります。そして、ふと、気が滅入る情報が多くて遠ざかっていたSNSを再び見てみたところ、

#エアルヴァン杯GL仙台vsC大阪

というハッシュタグが、Twitter上で盛り上がっているという情報が……

本来ならば試合が開催されていた時間に、サポーターの方々が“集まって”、“観戦”している! しかも、なんだかそれぞれ試合展開を思い描いている! それはもう、楽しそう。既に“試合”は前半も終わろうとしていた頃でした。悶々としたまま仕事をしていても進まないし、〆切はまだ先だし……と思い、エアハーフタイム(?)にタグのついたそれまでの会話を閲覧し、“取材”名目で参加することにしました。

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