セカンドのキャプテンとして牽引 西武台ⅡMF増田京耶は最後の選手権も「チームのために」
石黒登(取材・文)
高円宮杯U-18サッカーリーグ2024埼玉2部Aリーグ(S2Aリーグ)第15節が9月29日に行われ西武台Ⅱと浦和学院が対戦。2-1で西武台Ⅱが振り切り、3節を残して優勝を決めた。
-引き分け以上でS2優勝が決まる試合だった
1年間辛いこともあったんですけど、やっぱりチームでひとつになって、トップチームが勝てていない中だったんですけど、自分たちが優勝して、選手権に勢いづけようという気持ちで1年間まずやってきました。
(その中で)やっぱりホーム最終節っていうこともあって、引き分けで優勝するのも自分たちとしてもあまり嬉しくなかったので、しっかりと勝って、全員で喜びたいなっていうふうに決めていました。
―開始早々にCKから先制弾をアシスト
やっぱり自分たちの武器はセットプレーというのがひとつあって、常に練習していて、セットプレーで最後点を取れたっていうのは非常に自分たちの良さが出たかなというふうに思います。
―どのあたりを意識してプレーしていたか
やっぱり守備のところを意識していて、前期は浦学に対して引いて勝ったんですけど、後期は自分たちが夏やってきて、前から行こう、走って戦おうというふうに言って、前から守備で取る場面が増えたのは良さが出たんじゃないかなというふうに思います。
―優勝が最後決まった瞬間
自分はベンチから見ていたんですけど、もう本当にやってきたことがすべて出たなというふうに思いました。
やっぱり夏休みに走ってきた部分があって、最後そのスプリントでカウンターを追い越していくところが出て、オフサイドギリギリのところでしっかりと抜け出して、山田(清羅)が決めれたっていうのは良かったかなっていうふうに思います。
―1年間辛いこともあったと言っていたが
前期負けた試合もありましたし、うまくいかなくて練習中に喧嘩だったり、試合でも夏休みの和倉ユースでうまくいかなくて、4位で終わって、そういった悔しい中でもあったり、うまくいかない時期もあったんですけど、もう1回、夏立て直して、後期は絶対全部勝って終えようと思っていました。
―トップの結果次第ではあるが、S1への昇格権を獲得した
やっぱり上がプリンスリーグにいて、自分たちはS1に上げようと思っていましたし、セカンドがS1にいることにも意味があるし。やっぱり昌平さんがプレミアリーグとS1にいて、そこにまず肩を並べられるように、自分たちがS2優勝してS1に行くことに意味があるんだよっていうふうにはみんなで意識していました。
―自身としては今年どういう1年を送ってきたか
やっぱり自分はトップチームで出ることが目標だったんですけど、まだプリンスリーグ出場っていうのはなくて。ずっとセカンドチームでキャプテンをやらせてもらいながら、やっぱり上を目指しつつ、しっかりとS2リーグで結果残しながらやっていこうというふうに自分の中で決めていました。
―そういう意味ではS2でひとつ結果も出して迎える最後の選手権
やっぱり選手権に出るっていう目標を掲げてこの高校に入ってきたので、そこにはメンバー入った以上、しっかりとまずベンチに入って、出ようが出まいがチームのためにやることが自分にできることだと思うので、もし出たらしっかりとチームのためにやって、出なくても声をかけてサポートしていければなというふうに思います。