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夏の全国を目指す戦いがスタート!プレミアトップの攻撃力見せる昌平が一歩リードか 西武台、正智深谷も有力【全国高校総体・埼玉県予選展望】

(取材・文)石黒登

今年も夏の全国を目指す戦いがいよいよスタート――。令和6年度全国高校総体サッカー大会・埼玉県予選が6月1日に県内各地で幕を開ける。

今大会は関東大会予選に出場していなかったプレミアリーグEAST所属の昌平、プリンスリーグ関東2部所属の西武台も出場。昌平、西武台に加え、関東本大会に出場した正智深谷、成徳深谷は8日の3回戦からの登場となる。決勝は16日、NACK5スタジアム大宮で行われ、優勝校が福島で行われる本大会への出場権を獲得する。

大会をリードするのは今年も昌平になるだろう。もともと今年は中3時にFC LAVIDAで高円宮杯JFA全日本U-15サッカー選手権準優勝した期待値の高い代だ。

1トップのFW鄭志錫(3年)はもともと能力が高かったが、今年はプレミアの有力CBを相手にもボールを確実に収めるプレーなど、有識者の間でも「一皮むけた」の評。2列目もMF山口豪太(2年)、MF三浦悠代(3年)など多士済々で、昨年の選手権ではスーパーサブとして3得点を挙げたMF長璃喜(2年)は前節の第8節・市立船橋戦でも途中出場から圧巻の4ゴールを奪うなど、今季5得点で現在得点ランクトップだ。扇の要を務めるMF大谷湊斗(3年)主将も含め、前線の破壊力は昨年よりも高い。

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