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突然目覚めたパスワーク【#明治安田生命J2リーグ】第6節 1△1 #ファジアーノ岡山 |#ジェフユナイテッド千葉

●覚醒した(?)

いきなりのナイスゲームでした。パスはつながるしチャンスも作れる。これまでの試合とは別のチームのようになっていました。

「今日のようなプレーをしたいという思いはずっとあった」(小林 慶行監督)

もちろんそのためのトレーニングは、ずっとやってきたのでしょうが、ここまで試合で表現できたのは今季初でしょう。勝てる試合がドローになってしまったのは残念ではありますが、良いプレーができたということの方が大きいと思います。

サッカーは良いプレーをしたからといって必ず勝てるとは限りません。逆に内容が良くなくても勝てる時はあります。どっちがいいかと言えば、個人的には断然内容が良い方です。勝つための過程が良ければ勝利にそれだけ近づいたということで、勝利に値しないプレーぶりなのにどういうわけか勝利が転がり込んできたというよりずっと意味がある。そもそもファンは勝利のためにプレーする様子(過程)を見にきているわけで、結果だけが大事なら試合を見る必要はないわけで。

今回のようなプレーを続けるなら勝利もついてくるはずです。相手もあることなので同じような水準をいつも維持できるかは分かりませんが、これが続くのであればチームは大きく進歩するでしょう。

●突然目覚めたパスワーク

(残り 2570文字/全文: 3156文字)

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