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ウイングバックをウイングにする仕組み【#ジェフユナイテッド千葉】2022総括 第3回 ウイングバック #jefunited #ジェフ千葉

●突破型が末吉だけ

2022年のメインシステムだった「3-4-2-1」において、ウイングバック(WB)はポイントになるポジションだと思います。どのポジションも重要なのですが、システムの性格としてWB次第で機能性がかなり変わってくるからです。

右サイドは福満 隆貴、西久保 駿介、米倉 恒貴、本来は左の末吉 塁が右へ回ることもありました。左は末吉、秋山 陽介、ダニエル アウベス。こちらも福満が入ることも。

それぞれ特徴が違います。福満は運動量と球際の強さ、ロングキックで局面を変えるタイプ。西久保もキックの強さがありますが、なんといってもヘディングの強さ、それとロングスローが凄かったです。米倉はクロッサーですね。ゴール前へ強引に入っていける強さもあります。左の秋山はサイドバック(SB)に近いかもしれません。守備型ですが左利きの長所を生かしたフィードやクロスですね。ダニエル アウベスもほぼ同じでしょうか。

唯一、違うタイプだったのは末吉です。縦へ突破できるドリブラーでした。左サイドはカットインもあるので、たぶん左の方がやりやすいのではないでしょうか。守備も固くなりましたし、攻撃の切り札になる存在でした。ただ負傷での欠場もあり、そうなるとサイドを突破できる選手がいないというのが攻撃面でのネックになっていたのはこれまで触れてきた通りです。

MF 25 末吉 塁

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