アトレティコ・マドリーの「あんなサッカー」とは【戦術分析】ゾーンディフェンス事情その3 #ジェフユナイテッド千葉 #jefunited #ジェフ千葉
●「あんなサッカー」
アトレティコ・マドリーについては、以前も何度か取り上げたことがあって重複もあるかと思いますが、ユン ジョンファン監督も大好き(?)ということなので。
ロープレス、ハイプレス、ミドルプレスの使い分けが洗練されていて、ハイプレスをわりと早めに諦めるのは前回書いた通りです。
UEFAチャンピオンズリーグのラウンド16では昨季王者のリバプールを下しております。アウェイで1-0、ホームで3-2の合計4-2。ただし第2レグは97分まで0-2だったので、危ないところではありました。値千金の1点は相手のミスからです。GKのパスをカットしてパス1本でフィニッシュしております。あと3分で1点取らなければいけない状況ですから、アトレティコは当然ハイプレスしてきます。それにしてはリバプールが自陣でつなごうとしたのが迂闊でしたね。2試合合計2-2となった延長で、カウンターから2点追加しています。
試合後、リバプールのクロップ監督は「アトレティコほどのクオリティーがありながら、なんであんなサッカーなんだ?」というようなことを言っていますが、まさにそれがアトレティコなわけです。千葉が開幕戦でFC琉球に1-0で勝った後、樋口靖洋監督が「あんなサッカー」みたいなことを口走っていましたが、それもまさに今季の千葉なのだと思います。
●10人ブロック
アトレティコが画期的だったのは、10人のブロック守備でしょう。
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