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弱点を突くことに集中も、強化の進捗は見えず【マッチレポート】J2第30節 #FC町田ゼルビア 1△1 #ジェフユナイテッド千葉 #jefunited #ジェフ千葉

2019明治安田生命J2リーグ第30節
FC町田ゼルビア 1△1 ジェフユナイテッド千葉
https://jefunited.co.jp/top/matches/2019/0901/result/

●評価が難しいドロー

勝点で並んでいる町田との対戦は、残留のために重要な一戦でした。アウェイでのドローはその意味では悪くない結果です。一方、より順位を上げる、チームを強化するという点ではかなり物足りない内容、結果だったとも思います。

町田は縦だけでなく横にもコンパクトなプレースタイル、かつて大木武監督下のチームがやっていた「クローズ」に近い。特徴がはっきりしたサッカーです。別の言い方をすると弱点もはっきりしている。そこを突けるか、それとも相手に巻き込まれてしまうのか。そこが試合の焦点だったと思います。結果は相手に巻き込まれながらも、何度か弱点を突いたという試合でしたね。

巻き込まれた、町田のリズムにほぼ終始したのは物足りないのですが、そうなると想定した上での対策もそれなりに効果があった。とまあ、どう評価するのかが難しい試合ではありました。

●ワンサイドアタック対策

増嶋竜也が復帰、ボランチに佐藤勇人が先発し、前節は外れていた為田大貴が左、茶島雄介が右というスターティングラインナップです。

開始からしばらくは町田の猛攻が続きました。縦横にコンパクトにしてのワンサイドアタックです。一時期のアトレティコ・マドリーもこれやってましたね。ボールのある半分に人を集めて執拗に攻め、失っても即プレス。ゴールに近づいたらどんどんクロスを放り込んできます。縦に入れて、つないで、失っても奪い返し、クロス……。このリズムで進みます。

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