V9に向けて白星発進のユーベ、今季の3つの課題【イタリア】セリエA第1節 パルマ 0-1 ユベントス
SERIE A Giornata 1
Parma 0-1 Juventus
http://www.legaseriea.it/it/serie-a/match-report/2019-20/UNICO/UNI/1/PARJUV
●V9に向けて白星発進のユーベ
欧州主要リーグでは最も開幕の遅いセリエAも始まりました。スペイン、イングランドと来ました開幕シリーズ(?)、今回はイタリアでございます。
セリエAといえばユベントス。だって8連覇ですよ、今季優勝したらV9です。私が子供のころは巨人のV9時代でした。セントラルリーグは巨人しか優勝しないと思っていましたし、総理大臣はずっと佐藤栄作だと思っていました。8、9年間というと子供にすればそのぐらいの時間です。
アントニオ コンテ監督で始まったユベントスの何度目かの黄金時代は、マッシミリアーノ アッレグリ監督を経て、今季からマウリツィオ サッリ監督に引き継がれることになりました。サッリ監督は肺炎の治療で開幕戦欠席でしたが、戦術面で大きな変化があるのではないかと言われているようです。
しかし、開幕戦の時点では特に変化は感じられませんでした。むしろクリスティアーノ ロナウド中心、ロナウドありきの戦い方がより明確化されていた印象です。まだ1試合ですし、選手層が分厚いのでこれから変化があるのかもしれませんが、サッリはメンバー固定型ですし、案外このままなのかもという気もします。
●ロナウド仕様
ロナウドは「4-3-3」システムの左ウイングです。ところが、試合途中で中央付近にとどまる時間もあり、「4-3-3」と「4-4-2」をロナウドの気分(?)で自在に使い分けるシステムでした。
リオネル メッシが右ウイングでプレーしていた時のバルセロナと似ています。要は、チームの絶対的エースには得点がらみのプレーになるべく専念してもらい、守備はできるだけさせない、という戦術ですね。
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