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#日本代表、異なる風味の塩試合…#イラン代表 戦の塩味はきつめ?#AFCアジアカップUAE2019 観戦記その5 #AsianCup2019

●塩味5連勝
ラウンド16はサウジアラビア代表に1-0、準々決勝のベトナム代表戦も1ー0。「塩試合」「塩漬け」「しょっぱい勝利」など一部で批判されつつ、一部で絶賛されている今大会の日本代表でございます。

ただ、同じ1-0でもサウジアラビア戦とベトナム戦では風味が違います。サウジアラビアの方は相手にボールを持たせての塩漬け。一方、ベトナム戦の方は日本がボールを持って押し込み、日本はあまり得点できないけれども、相手にはもっとチャンスを与えないという塩味でした。

「イタリアは勝てない。ただ、相手が負けることはある」

かつて塩試合の代名詞だったイタリア代表に対して、ヨハン クライフはこのように言っておりました。アジアカップの日本も、日本が勝っているというより相手が負けているといっていいでしょう。相手が負けやすい試合をしているのです。

しかし、次の対戦相手は全くの別物です。これまでの塩漬けと同じようにはいきません。日本はイラン代表が嫌な展開にすると日本も困る状況になり、日本がやりやすい戦い方を選択するとイランもやりやすいという関係だからです。

●噛み合ってしまう試合
おそらくイランは今大会最強のチームでしょう。技術、戦術はヨーロッパの中堅レベル、コンタクトプレーの強さはそれ以上かもしれません。

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