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増嶋ヘディング祭りと5レーンを埋める守備【マッチレポート】J2第40節 #ジェフユナイテッド千葉 2〇0 #徳島ヴォルティス

明治安田生命J2リーグ第40節
ジェフユナイテッド千葉 2〇0 徳島ヴォルティス
https://jefunited.co.jp/top/matches/2018/1104/result/

●増嶋ヘディング祭りで2-0快勝
良いプレーで勝利できました。増嶋竜也の1ゴール1アシスト、どちらもヘディングでした。10分に左CKからニアでコースを変えて先制。86分には左サイドからの町田也真人のクロスをニアでフリックし、小島秀仁がボレーで押し込んでいます。

千葉は前節同様、守備のやり方が変わっています。今回はそこにフォーカスしたいと思います。

●5レーンを埋める

フォーメーションは「4-3-3」というより「4-5-1」です。中盤の横幅を5人で埋めてしまおうという守備でした。2010FIFAワールドカップ 南アフリカでの日本代表と発想はたぶん同じだと思います。横幅を守る適性人数は4人というのが相場ですが、完全に埋めようと思うと5人の方が確実です。

船山貴之が1トップ、その後ろに5人がほぼ横並びで5レーンを全部埋めてしまいます。プレスを掛けるのはハーフウェーラインあたりからで、担当のレーンに入ってきたら迎え撃ちます。ですから、これまでのハイプレスではなく基本はミドルプレスになります。

この守り方で必須なのはコンパクトであること。理由は後述しますが、コンパクトになっていないと守りにくいからです。しかし一方で、コンパクトであるがゆえのウイークポイントも生じます。それにどう対処するかが成否の分かれ目というゲームでした。

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