ジェフの2017年を振り返る①…フアンエスナイデル監督就任からキャンプまで【2017年総括】
●フアンエスナイデル監督就任
昨年11月28日に来日して記者会見をしています。高橋悠太GMとスペインのバレンシアで面談。高橋GMはヨーロッパで4人の候補と会ったそうですが、「チームの価値観を変えられる、クラブへのリスペクトがある」の2点から絞り込み、フアンエスナイデルと契約することになりました。
フアンエスナイデル新監督は「昇格するには勝たなければ始まらない」と言いつつ、「今季(2016年)より主役になれるゲームをする」と述べています。
高橋GMの言った「価値観を変える」、そしてフアンエスナイデル監督の「主役になれるゲーム」は2017年に達成できたのではないかと思います。もちろん、まだまだのところもありますが、少なくとも変わりつつあるとは言えるでしょう。
ロマンチストかリアリストかと聞かれた監督が「どちらかと言えばリアリスト」と答えていたのは、いまにしても思うと「どちらかと言えばロマンチスト」だったのではないかという感はありますが。
●キャンプ~GKの受難
ニューイヤーカップで北海道コンサドーレ札幌と対戦、この時は3バックでした。システムについては「3バック、4バックの両方準備する」と監督は最初から話していました。早くから戦術練習もしていて、キャンプが始まった時にはすでにハイライン・ハイプレスでした。で、「うわぁ」と思ったのがディフェンスラインの高さとGKの異様なまでの守備範囲の広さ。この試合でも19分に佐藤優也が飛び出した後にコントロールミスして奪われそうになりファウルしています。
最終的にはディフェンスラインの後退とともにGKの守備範囲も当初より狭くはなりましたが、最後までGKへの負担は大きかったですね。最初のころは「GKの罰ゲーム」「退場とケガは避けられない」とチーム内でも囁かれておりました。
フアンエスナイデル監督のシステムでは、通常より多くのことがGKに求められています。
①ディフェンス裏のスペースをカバー
②カバーした際のコントロール、パス、クリア、タックル、ヘディングの技術
③後方でのパス回し
④サイドへのライナー性のパスを頭、胸に合わせられる精度
⑤トップへのロングフィード
⑥③~⑤の判断を的確に行う判断力
ざっと挙げても、これぐらいありますから大変ですわ。
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