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【レビュー】J2第12節 金沢2●1千葉「チーム戦術の浸透と個人のブレ」

2017明治安田生命J2リーグ第12節
ツエーゲン金沢 2-1 ジェフユナイテッド市原・千葉
http://jefunited.co.jp/top/matches/2017/0507/result/

●いろいろあったが印象は同じ
けっこう、いろいろなことがあった試合でしたが、終わってみれば代わり映えなしと申しましょうか。ボールを支配し、シュートも20本打ちましたが、結果は1-2。

27分に先制され、34分に相手が退場者を出して有利な状況になったのに50分に追加点を奪われます。すぐにラリベイが返して1-2としますが、若狭大志が退場に。10人同士、互いに選手を交代し、フォーメーションも変える中、千葉はどうしても必要な得点が入りませんでした。

「どうしたら点が取れるのか分からない」

と、試合後に話していた、高橋壱晟の呆然(ぼうぜん)とした表情が印象的でした。

●ローテーションと失点
立ち上がりにパスミスから攻め込まれる場面が続きましたが、15分ぐらいからはボールを保持するいつもの展開になります。ビルドアップ時に立ち位置を動かしています。

FWの両サイドを中へ入れていました。船山貴之と清武功暉が早めに絞ります。空いたサイドにはサイドバック(SB)が高い位置を取るか、インテリオールが走り込むか。SBを上げる時は熊谷アンドリューがセンターバック(CB)の間に下りて3バックに近くなります。

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