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2017シーズン新体制発表会見(文・西部謙司)

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キックオフフェスタに伴って代表取締役、ゼネラルマネジャー(GM)、監督の記者会見がありました。フアン エスナイデル監督の就任が内定した時点でも同じような会見が開かれましたが、今回は選手の編成もほぼ固まった時点での会見になりますね。まずは、それぞれの発言を要約しておきます。

前田英之社長
・クラブとして「戦う集団」を目指す
・クラブ再生のためには規律と信頼感が大事

高橋悠太GM
・強化費(人件費)をリセットできたので今後は補強、クラブ発展のためにお金を使える
・スタイルの構築については社長とも話し合ってきた
・目指すスタイルに合った監督を選んだ
・強いプロフェッショナリズムを持った監督を招聘(しょうへい)した
・食事など習慣から具体的かつ目線の高い指導を始めている
・補強に関しては、(1)競争力を上げる (2)人として組織を高めてくれる人を基準とした
・4バック、3バックのどちらにも対応できるようにするための補強を行った
・外国籍の選手を含め、あと1、2名は補強予定
・新卒2名を採用、平均年齢を下げつつ将来への投資とする
・昨季は負傷者(特に筋肉系)が多かったのでパーソナルトレーニング会社と提携

エスナイデル監督
・クラブには成長のための伸びしろがある
・ヒーローを作るのではなく団結したチームを作りたい
・これまでの練習には選手がよく付いてきてくれている
・最上の結果、いるべき位置にいるようにしたい
・キャンプでは2つか3つのシステムを試すつもり
・アグレッシブかつコンパクトなサッカーをして、より攻撃できるチームにしたい
・日本とヨーロッパでは習慣が違う。全てを変えるつもりはないが変化は求める。
・選手のテクニックは良い。フィジカルは向上が必要、戦術は改善できる
・アスリートらしい食事をしなくてはならない

2017年は、どうやら変革の第一歩になりそうですね。アカデミーに外国人ダイレクターを起用するようですし、クラブ全体を同じ考え方で動かしていこうという意図でしょう。監督はアルゼンチン出身ですがスペインでのキャリアが長いですから、スペイン式のロジックを採り入れていくことになります。スペインは地域差が大きく、例えばバスクのビルバオとアンダルシアのセビージャでは、習慣も気候も考え方も全然違います。同じマドリードのクラブでもレアル・マドリーとアトレティコ・マドリーでは違いますし、バルセロナとエスパニョールも然(しか)り。なので、スペイン式といっても内容はまだ分かりませんが。

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