【レビュー】J2第29節千葉1-1長崎@フクダ電子アリーナ -「もったいなかった15分間」2,611字(文・西部謙司)2015/8/16
●失点直後以外はいい流れだった
前節のセレッソ大阪戦(1△1)に続き、リードを守り切れなかったので後味は良くない。けれども、試合内容自体はかなり良かったと思います。追加点を取れそうで取れないうちに、同点にされてしまったことは事実なのですが、リードしてからのプレーも実は悪くなかった。むしろ、1-1になってからの15分間ぐらい、V・ファーレン長崎にボールを持たれている時間帯があった。ここが一番の課題だと思います。
要は、同点、またはリードしているときの戦い方と、どうしても得点が欲しいときの戦い方に、あまり変化がないということ。具体的には、自陣で奪ったボールを、リスクを冒しても、つなげるかどうかですね。このチームの作り方にも関わってくるので、難しいところではあります。
ただ、このゲームについて不満があるのは、そこだけです。新加入の松田力は初先発で得点を決めてくれましたし、全体の流れも良かったと思います。
●松田の力
森本貴幸が体調不良で離脱し、この夏の新戦力である松田がスタメンでオナイウ阿道との2トップ。MFの左は井出遥也が入り、ネイツ・ペチュニクが右、あとはいつものメンバーです。
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