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【インタビュー】VOL.20「兵働昭弘~頭を使ってサッカーをやるようにしていきたい」(取材・構成:西部謙司)(2,329文字)2014/05/22

 今季途中からボランチに定着した兵働昭弘選手、正確なパスで司令塔として活躍中です。これまではトップ下やサイドハーフでのプレーが多かったのですが、むしろボランチのほうが適役なのかなという感じもします。

 相棒の佐藤健太郎選手もそうですが、兵働選手は技術の高さだけでなくゲームの流れを読める選手だからです。『エジリの定理』のほうで江尻さんが言っていた「大局観」を持っている1人だと思います。そこで、現状でのチームの問題点、とくに試合運びについて話を聞きました。ちなみに、このインタビューは2-0で完勝した札幌戦の前に行っています。インタビュー時よりも良い方向にいっている感じはあります。


――得点はすごくキレイなのですが、その回数が少ない傾向があります。
兵働「攻撃しているときに中盤や最終ラインが押し上げられれば、跳ね返されされても拾って攻撃できるのですが、悪いときは少ない人数だけで攻めちゃう。それでも決めてしまえばいいのですが、中の枚数が少なかったり。もう少し人数をかけられるようにすれば、2次攻撃にもつながるのかなと思います」

――得点の形が素晴らしいので崩す力はあると思うんです。でも、それが続かないのは試合全体の流れが悪いのではないでしょうか。

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