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【レビュー】J2第37節千葉6-0熊本@フクアリ「ケンペスハットに森本初得点、プレーオフ進出へ前進」(2013/10/21)2,183字

驚くほど大勝

 あっけないほどに完勝でしたね。5-0の段階で「マニータ(スペイン語で片手)」のタイトルが浮かんだのですが片手では足りなくなりました(笑)。

 ヴィッセル神戸、FC東京(天皇杯3回戦)といいゲームが続いて、トレーニングもいつになく活気があったので期待感はあったのですが期待以上の出来でした。ただ、こういうのは試合の流れもあるので「たまたま」ぐらいに思っていたほうがいいでしょう。試合後、ほとんどの選手が「大勝した後の次の試合が大事」と言っていましたから、油断はないと思います。

怒濤の3ゴール

 山口智が出場停止、CBのコンビは竹内彬とキム・ヒョヌンでした。ボランチには天皇杯のFC東京戦に続いて山口慶、トップ下には町田也真人。神戸戦、FC東京戦と良い内容のゲームを続けたとはいえ、熊本はまたタイプの違う相手です。前線からプレスしてハメてしまおうというプランでスタートしました。ボールを奪ったら、シンプルにサイドを変えて3バックのサイドをついていこうという作戦ですね。

千葉 先発フォーメーション

[4-2-3-1]
ケンペス
田中 町田 兵働
佐藤健 山口慶
高橋 竹内 キム 米倉
岡本

熊本 先発フォーメーション

[3-4-2-1]
ウーゴ
藤本 齊藤
片山 藏川
黒木 養父
矢野 吉井 高橋

 20分ぐらいまでは一進一退。24分に熊本のカウンターアタックがありましたが、攻め込んだ後に前線に残っている選手をフリーにしていたのが気になりました。直後に千葉もカウンターから田中佑昌が抜け出しますがシュートは入らず。

 先制点は33分、山口慶から米倉恒貴へつながり、米倉が縦に一人外して低いクロス。田中が戻りながら右足で合わせて決めました。

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