【レビュー】J2第17節千葉1-3山形@フクアリ「バイタルエリアにパスをつなげなくなったことがチームとして大きな損失になった」(2013/6/2)
元の木阿弥
定着しかけていた崩しの形、チームの目指すプレーがほとんど見られない残念なゲームでした。
佐藤健太郎が出場停止、ボランチを誰がやるかが注目されましたが兵働昭弘を起用しましたね。兵働は開幕時はボランチのレギュラーだったのでここは妥当なセンかと思いました。やや意外だったのは、兵働がいたサイドの2列目にジャイールを起用したこと。これがけっこう大きな変更になったというか、結果的にリズムが出なかった原因だったかなという気がしています。
起点を作れず
佐藤健太郎が欠場して代わった選手は1人だけです。ただし、ポジションは3カ所変わりました。3つのポジションが変わったと考えると、けっこう大きな変更といえます。変わったのは佐藤健太郎→兵働(ボランチ)、兵働→田中佑昌(右MF)、田中→ジャイール(左MF)です。
この変更でどういう影響があったかというと、まず攻撃面でバイタルエリアにパスをつなげなくなりました。ここは千葉の攻撃における最大のポイントですから、チームとして大きな損失になったと思います。田中、ジャイールはウイングタイプの選手でゲームを作る兵働とは違います。バイタルで受けて攻撃の起点になるのが谷澤達也だけになり、相手に的を絞られてしまいました。
守備ではジャイールがやはり難しかった。開始早々に山形に左サイドを崩されています。ボールを持ったときの個人技は素晴らしいのですが、守備に入るタイミングやポジショニングはまだけっこう問題があったと思います。
(残り 1489文字/全文: 2114文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ