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【レビュー】J2第14節千葉3-2富山@フクアリ「サイドプレーヤーを逆に配置する富山対策で点につながる効果はあった」(2013/5/13)

逆足の効用

快晴に恵まれたフクアリでした。千葉はいつもどおりのメンバーですが、若干並びが違います。右利きの田中佑昌が左サイド、左利きの兵働昭弘が右と、いつもと反対のサイドにポジションをとります。これは富山対策でしょう。

富山は[3-1-4-1-1]と言いますか、かなり変則的なフォーメーションなのですが、守備のプレスが早いんです。ボールのあるサイドにググーッと人数を集めてきます。そこで千葉は利き足とサイドを反対にすることで、中央や逆サイドへの展開を狙ったわけです。

たいがいの選手は自分の利き足側にボールを置きます。そうすると自然とボールのある方向、つまり利き足のほうに視野が広がります。これ、やってみるとわかるんですけど、ボールだけ見ていても20メートルぐらいは間接視野で見えます。顔を上げなくても、それぐらいは見える。例えば、兵働が右サイドでボールを持ったとき、左足(ボール)の延長で中央まではルックアップしなくてもある程度は見える。顔が上がれば逆のタッチラインまで見えます。

富山はプレスと同時にディフェンスラインも上げてきますから、その裏と逆サイドは当然空きます。それを見逃さない目を確保するには逆足のサイドプレーヤーが有効だと、そういう起用法ですね。

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