「柏フットボールジャーナル」鈴木潤

リカルド ロドリゲス監督新体制とクラブの方向性【コラム】

1月9日から始まったリカルド ロドリゲス監督体制での初トレーニングは、初日にしてゲーム的な要素を盛り込んだメニューを行うなど、予想以上に強度の高い内容になった。

監督によって、シーズン始動の入り方が異なるのは当然である。体を起こすような軽めのメニューで、キャンプから強度を上げていく監督もいれば、始動から数日はボールを使わずにフィジカル形のトレーニングを徹底的にやり込む監督もいた。

今季のリーグ開幕が例年以上に早いということもあるだろうが、昨年12月11日にリカルド監督就任内定のリリースが出たのだから、その後の選手との契約更新や交渉段階の時点で、1月の始動日から強度高くトレーニングを行うという監督の意向が伝えられていたのか、初日のトレーニングに臨んだ選手たちも、しっかりとオフ期間に自主トレを積んで、ある程度までは体を仕上げてきた印象がある。

9日の練習後コメントでも掲載したが、初日のトレーニングを終えた時点で古賀太陽が抱いたリカルド監督のサッカーの感想が以下になる。

ここ数年は違うスタイルでやっていたとはいえ、個人的には今年からもう一回やろうとしているサッカーの部分は、忘れずにやってきたつもりですし、自分自身もそこは大事にしてきたつもりなので、多少、久しぶりだなという感じはしましたけど、戸惑うこともなくスムーズにやれている気がしています」

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