「柏フットボールジャーナル」鈴木潤

チームメートも絶賛する手塚康平の左足【コラム】

5試合連続アディショナルタイムの失点が続いているが、それと並ぶチームが抱える大きな課題が決定力不足である。勝点を取りこぼしている直近5試合で挙げた得点はわずかに4。しかも流れの中からの得点は、福岡戦のサヴィオの1点のみという惨状だ。

仮に町田戦、新潟戦、神戸戦のセットプレーの得点がなく、流れの中からも取れない状況であるならば、今よりも多くの勝点を失い、柏にとって残留争いはより深刻な順位に立たされていた可能性もあった。

神戸戦の先制点を振り返る木下康介は、セットプレーから取れている要因として試合後にこんなことを口にしていた。

「(手塚康平がキッカーということが)大きいと思います。彼のキックは特別なものがありますし、セットプレーでも合わせやすいボールを入れてくれます」

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