「柏フットボールジャーナル」鈴木潤

康太と雄士、“二人の山田”の前からの守備が、勝点3を手繰り寄せる/J1 第27節 横浜FC vs 柏【マッチコラム】

2023明治安田生命J1リーグ 第27節

横浜FC 1−2 柏

2023年9月17日 ニッパツ三ツ沢球技場 18:30KO

得点者:33分 マテウス サヴィオ(柏)、38分 細谷真大(柏)、87分 マルセロ ヒアン(横浜FC)

●スタメン

GK松本健太、DF片山瑛一、犬飼智也、古賀太陽、三丸拡、MF椎橋慧也、高嶺朋樹、山田雄士、FWマテウス サヴィオ、山田康太、細谷真大

 

2年前の2021年、同じく残留争いに苦しんでいた当時、古賀太陽がチームの守備の課題として「アリバイ作りのプレッシャー」と称し、奪うつもりがない、ただ寄せるだけの守備に苦言を呈していたことがある。古賀のDF目線で、相手のアタッカーが奪うつもりでプレッシャーに来るのと、奪う意思がなくて寄せるだけのプレッシャーは、対峙しているとよくわかるのだと思う。

現在の柏の好調の要因は、井原正巳監督はじめ、多くの選手が山田康太と細谷真大の「前線からの守備」を挙げる。

38分の、結果的にこの試合の決勝点になった細谷の得点は、前からの守備だった。

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