「柏フットボールジャーナル」鈴木潤

0−3の完敗。そこに見えたエースとしての“矜持”/J1 第4節 柏 vs 名古屋【マッチコラム】

2023明治安田生命J1リーグ 第4節

柏 0−3 名古屋

2023年3月12日 三協フロンテア柏スタジアム 15:03KO

得点者:41分 キャスパー ユンカー(名古屋)、52分 永井謙佑(名古屋)、70分 オウンゴール(名古屋)

●スタメン

GK守田達弥、DF片山瑛一、川口尚紀、立田悠悟、古賀太陽、三丸拡、MF椎橋慧也、高嶺朋樹、マテウス サヴィオ、FW小屋松知哉、細谷真大

 

今回の対戦を迎える前まで、名古屋戦の直近5試合は1分4敗。敗れた4試合はすべて先制点を奪われ、柏はその堅い守備を崩せずに逃げ切られている。

0−3という一方的なスコアも、失点場面を一つひとつ切り取れば、その場面ごとに問題はあった。全体的にラインが下がりすぎたこと、スローインで入った後のいくつかのプレーで球際の部分で負けていたこと、2失点目、3失点目についてはリスク管理の問題などが、それにあたる。

名古屋の守備の要、中谷進之介はこう言う。

「うちは1点を取ればいける自信がある。でも今は、2点目、3点目を取っていこうという気でやっています」

与えたくなかった先制点を名古屋に与えてしまったことで、彼らの術中にハマる形になってしまった。

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