「柏フットボールジャーナル」鈴木潤

大谷秀和 特別インタビュー第3回「クラブ初の国際舞台、2011年FIFAクラブワールドカップの裏側」【インタビュー】

■ 大谷秀和 特別インタビュー第3回(全4回)

〜前回のつづきから〜(第1回はこちら、第2回はこちら

――三つ目のベストマッチは?

FIFAクラブワールドカップ(CWC)のモンテレイ戦です」

 

――CWCJ1優勝を決めた直後で、強行日程で臨んだ大会でした。

「優勝後は祝勝会があり、翌日は柏駅前で報告会もやりました。Jリーグアウォーズにも出席して、少し練習してすぐに始まった大会で、過密だったけどすごく楽しかったですよ。そこはメンタルの充実で持っていった感じですね。レイソルはACLを勝ち上がって出場権を手に入れたのではなくて、開催国チャンピオンだったので、『なんか、出られるらしいよ』というところがスタートでした(笑)。準備期間もなく、優勝して、その喜びに浸りながら取材を受けて、アウォーズに出席した流れで、すぐにCWCが始まったから、改めてリセットして準備をしようという期間がなかったことが逆に良かったのかもしれない。みんなが昂っている、アドレナリンが出ている状態で、そのまま大会に入ったから」

(残り 3897文字/全文: 4342文字)

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