「柏フットボールジャーナル」鈴木潤

逆転勝利には至らなかったが、今季初スタメンの北爪健吾はチームに活力をもたらした/J1 第30節 柏 vs 川崎【レビュー】

2022明治安田生命J1リーグ 第30節

柏 1−1 川崎

2022年9月17日 三協フロンテア柏スタジアム 19:03KO

得点者:38分 小林悠(川崎)、63分 ドウグラス(柏)

●スタメン

GK佐々木雅士、DF北爪健吾、上島拓巳、古賀太陽、三丸拡、MFドッジ、椎橋慧也、マテウス サヴィオ、小屋松知哉、FW細谷真大、ドウグラス

結果が出ていない直近5試合を受けて「状況を変える一手を打たなければいけない」(ネルシーニョ監督)という理由と、負傷離脱者、出場停止、年代別代表招集で最終ラインの選手が揃わない台所事情もあり、今季初めてスタートから4バックで臨んだ。

5−3−2の中盤の脇のスペースを使われ、後手になり、前からのプレッシャーがかかっていない状況にも関わらずハイラインを敷いているため背後を取られる、または最終ラインの選手が遅れて釣り出されることでラインが揃わない、そんな守備の破綻の原因にもなっている最近の戦い方を考えれば、4−4−2の方が明確になる部分は多い。

ただ、5バックと4バックでは最終ラインの選手のスライドする距離が異なり、CB同士の間、SBとCBの間も距離が開くため、その間を使われかねないという懸念はあったが、そこはトレーニングでしっかりと擦り合わせてきたようだ。

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