「柏フットボールジャーナル」鈴木潤

佐々木雅士「失点してしまったけど自分が示せるものはピッチで示せたと思う」/J1 第30節 柏 vs 川崎【試合終了後コメント】

○佐々木雅士

−今日は今季初めてスタートから4バックでしたが、普段の5バックと違って気をつけたことは?

「連携の部分で気をつけたのは、自分が背後に出るのか味方に任せるのか、5枚でもそこまで変わらないものでもあるので、例えば右SBの(北爪)健吾くんがサイドアタッカーの選手に出たときのカバーを(上島)拓巳くんがするのか、ドッジに戻らせてカバーするのか、そこの連動のコーチングは練習から擦り合わせてきたし、試合前のミーティングでも監督に求めらていたことでもあるので、そこは誰が行くのはか明確にした中で試合に臨めたと思います」

 

−4バックと5バックだとスライドの仕方も変わってくるため、CBの間、CBとSBの間を使われる可能性もある。

「試合前のミーティングではドッジが戻れたら戻るということはあったんですけど、フロンターレもうまく繋いできて、拓巳くんがスライドしなければいけないときもあったので、その時に拓巳くんが出たスペースを誰が埋めるとか、5枚だとそこまでスライドしなくていいところが、4枚だとスライドしなければいけないところもあったので、そこは自分も集中力を切らさずに90分間できたと思います」

 

−今日は勝てませんでしたが、佐々木選手の好セーブもあった。自分のプレーの評価。

「最近は失点が重なって、自分で防げる場面が多かったとは感じていて、その中で次の試合はどうやって、どういうメンタルで自分が挑むかとか、そういうのは意識して今日の試合は入ったし、失点してしまったけど自分が示せるものは今日このピッチで示せたと思うし、こういうゲームを毎試合やっていかないとダメかなと今日の試合が終わって感じました」

 

−U-21日本代表に向けて。

「こうやってチームで試合に出ていることが(代表という)結果につながってきていると思うので、今のこの自分のパフォーマンスではまだまだ厳しいところは多いけど、その中で今日から良い準備をして、向こうで良い結果を出せればいいと思います」

 

−前半27分、橘田選手の決定的なシュートを防いだ場面がありましたが、ご自身が常に意識していることは?

「2試合前の磐田戦と1試合前の浦和戦で1対1を決められるシーンがあったので、それから自分が寄せるのか、止まって構えるのかという練習をしてきて、あのシーンでは冷静に対応できたと、寄せ切らずにしっかり構えて対応できたのが止められた要因だと思います」

 

−ACL出場権争いに向けて、今後はどのような戦いをしていきたいですか?

「今日の結果も昨日の結果も、まだ3位に食い込める、ACLの争いに食い込める勝点差だと思うので、残りの試合では勝点3をチーム全員で目指していければいいと思います」

 

−8月は大量失点の試合が続いて、メンタル的に難しかったと思いますが、その期間はGKコーチとのやりとりや、自分でどう修正してきたのでしょうか?

「失点したらもちろん悔しいし、その試合が終わった後は自分でも考える時間はすごくありましたけど、すぐに練習が来て、試合もあって、次はどうするのかを常に考えながらFC東京戦で6失点した後も、次に向けてというのはブレずにやってきたと思います」

 

−ブレないところが今日のプレーにつながった?

「そういう試合があった後に、こういう試合を持ってこられれば、もっと良いと思いますけど、こういうゲームになるまでに数試合かかってしまったのは自分の課題だと思います」

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