ネルシーニョ監督「上に行く機会が目の前にあるにもかかわらず、自分たちでそのチャンスを台無しにしてしまっている」/J1第29節 浦和 vs 柏【試合終了後コメント】
○ネルシーニョ監督
「ゲーム後、ロッカールームで私が親元を離れ他のが15歳、選手としてのキャリア、これまで二十数年歩んできましたけど、私の選手としてのこれまでのキャリアにおいて常に勝者であったと、ではなぜ勝者であることができたかという話を選手たちにしました。勇気を持って自分が掲げた目標にひた進むと、パーソナリティーを常に持って相手を恐れることなく立ち向かうという姿勢がいかに重要かということを選手たちに説いたつもりです。今日のゲームは特に前半は、勇気、パーソナリティー、さも我々がレアルと試合をしているかのように相手をリスペクトしすぎて、この戦い方が続くと自分たちが掲げた目標に到達するどころか、下降線を辿るだけになってしまうという話をしたうえで、上に行く機会が目の前にあるにもかかわらず、自分たちの手によってそのチャンスを台無しにしてしまっている。シーズン終盤のラストスパートで、勝ち点を積み上げていかなければいけない状況で失速してしまうと、やはりシーズンの頭に掲げた我々の目標に到達するのは難しくなってしまう。そういう話を選手たちにしました。前半は本当に我々が今週はトレーニング、ミーティング、何もしてこなかったかのような出来で、我々のできる限りを尽くして飲水タイムに形を変えて、ハーフタイムにも選手たちには若干のディテールについて話をしましたが、結果、これだけの大差をつけられての敗戦になりました」
−相手をリスペクトしすぎたのはメンタル的な問題でしょうか? 技術的な問題でしょうか?
「それは個人の責任感によるものだと思います。1週間を通して、我々はチームとしてトレーニングをやってくる中で、選手一人ひとりのタスクというものは一人ひとりが理解してくれているはずです。もちろん試合の中で即興性を求められるのはサッカーの性ですが、そこに対応することについても一人ひとりの責任が求められるのがサッカーですので、そこについては今日のゲームは特に精彩を欠いたと思います」