「柏フットボールジャーナル」鈴木潤

ラストワンプレーで勝負を決めたのは“柏の9番”。単なる1勝以上に価値のある勝利/J1 第24節 京都 vs 柏【レビュー】

2022明治安田生命J1リーグ 第24節

京都 1−2 柏

2022年8月6日 サンガスタジアム bv KYOCERA

得点者:7分 武田翔平(京都)、25分 オウンゴール(柏)、90+8分 武藤雄樹(柏)

●スタメン

GK佐々木雅士、DF川口尚紀、高橋祐治、上島拓巳、田中隼人、三丸拡、MFドッジ、土屋巧、椎橋慧也、FW細谷真大、小屋松知哉

古賀太陽は前節から引き続き、そして今回はマテウス サヴィオの名前が18人のメンバーの中にはなかった。不動のメンバーとして今季の好調を牽引してきた二人の代わりに起用されたのは、神戸戦から2試合連続出場の田中隼人と、この試合がJ1デビュー戦となる土屋巧という高卒ルーキーである。若い二人がストレスなく、伸び伸びとプレーするためにも、チーム全体がいかに良い入りをして、自分たちのペースで試合を進めていけるか、それがこの試合の最初の焦点でもあった。

7分に京都の素早いリスタートから、守備の連携ミスを突かれて先制を許してしまう。

それでも一方的に試合の流れを持っていかれた感はなく、柏の選手たちは冷静だった。

先にこっちのミスで失点をしてしまい、厳しい展開でしたけど、0−1の時間を長くしたら絶対にチャンスは来るとみんなで話していました」(高橋祐治)

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