ネルシーニョ監督「後半の形を前半から作れていれば、もう少し違った展開になったと思う」／YBCルヴァンカップ GS-3 柏 vs 鳥栖【試合終了後コメント】

2022年03月26日 18時07分　
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○ネルシーニョ監督

「今日のゲームは入りが非常に悪く、ゲーム序盤は特にスペースを空けて相手にそこを突かれ、あのようにボールを運ばれる展開が続きました。特に最終ラインの連携がうまくいかずに、守備のマークのところで受け渡しがうまくいっていなかった分、小屋松、サヴィオがより低い位置に戻って守備をしなければいけない状況が続きました。ボールを奪ってから小屋松、サヴィオが守備に入る分、うまく攻撃に出ていけないこともあって、前半は思うように攻撃の形が作れなかったんですけど、そこをハーフタイムに修正して、我々が徐々に自分たちのペースでボールを握れるようになりました。ただ、FKで一発やられて、そこから我々も焦れずに良い守備から攻撃に持っていく流れを作り続けた結果、あの得点に繋がったと思います。後半については我々が非常に良いゲーム運びができていましたので、同点に持っていってそのままの勢いで逆転に持っていける流れも作れたという展開のゲームだったと思います」

−後半、サヴィオ選手を中心に川口選手、ドッジ選手、大南選手が良い距離感で攻撃を仕掛けていましたが、どのような指示を出したのでしょうか？

「指示したのは、先ほども言いましたけど、前半はサヴィオと小屋松が効率よく攻撃に出ていく形を作れなかった。それというのは、もともとサヴィオと小屋松は相手のCBに守備ではプレッシングに出ていく際には矢印を向けるようにと指示を出していたんですが、相手のワイドの選手がいやらしいポジションを取っていたので、そこが気になってうまくプレッシングがハマりませんでした。本来ならばワイドとワイドの選手がマッチアップするところで、うちの三丸、川口が、相手のワイドの選手とマッチアップする形を作れれば前半からより効率の良い攻撃に出ていけたと思います。その選手たちには指示を出して、ハーフタイムにはサヴィオはディエゴに、小屋松は原田選手にプレッシングをかけるようにと。そこからは守備がはまり、良い守備から攻撃に出ていく循環が作れていたと思うので、その形を前半から作れていればもう少し違った形になったのかなという気がしています」

−同点ゴールを決めた升掛選手の評価をお願いします。

「友護に関しては非常に若い選手で、うちのアカデミー出身で他にも今季アカデミーからトップに上がった選手がいますが、ここまで若手にも平等にチャンスを与えてた中で結果を残している選手です。ルヴァンカップでは得点王ですから、彼自身、自分個人の打開力には相当自信を持ってやっているようですし、得点シーンがまさにそうでした。逆サイドのボールに対して、必ずボールが来るだろうと信じてポジションを取っている選手ですので、もちろんまだ若さゆえに研磨器にかけていく必要性はあるんですが、大事なところで点を取れます。練習から得点を取ることについては、意識的に励んでくれていますし、いつも少しでもゴールに近いポジションを取ろうと、そういう意識を持ってトレーニングに励んでくれています」