「柏フットボールジャーナル」鈴木潤

1−1のドローも、名古屋を凌駕した後半の試合内容からはチームの確実な前進が感じられた/J1 第5節 名古屋 vs 柏【レビュー】

2022明治安田生命J1リーグ 第5節

名古屋 1−1 柏

2022年3月20日 豊田スタジアム 14:03KO

得点者:8分 細谷真大(柏)、18分 マテウス カストロ(名古屋)

●スタメン

GKキム スンギュ、DF川口尚紀、大南拓磨、高橋祐治、古賀太陽、三丸拡、MF戸嶋祥郎、ドッジ、マテウス サヴィオ、小屋松、FW細谷真大

対名古屋は目下3連敗中。過去2シーズンの対戦では堅守を攻略できず、その3連敗中、柏は一度もネットを揺らすことができなかった。唯一勝利を収めた2020年のJ1第8節(○1−0)も、オルンガの一発で辛くも競り勝ったという展開であり、やはり名古屋の守備攻略には手を焼いた試合だった。

今回も苦戦が予想されたが、柏は素晴らしい立ち上がりを見せる。

中盤のルーズボール回収から戸嶋祥郎が前線へパス。チアゴを食い付かせた小屋松智哉がダイレクトで落とし、チアゴが引き出したことで生じたスペースに走り込んだ細谷真大が、パスを受けてゴール前へ切り込んでいく。

細谷にはある思いがあった。

鹿島戦は自分がチャンスで仕留めきれなかったことが敗因だった。そこは良い経験という捉え方をしないで、次はやってやるということだけを考えていた」

(残り 1767文字/全文: 2296文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ