ネルシーニョ監督「後半に入ってから守備から攻撃に出ていく好循環を作ることができた」／J1 第2節 柏 vs 横浜FM【試合終了後コメント】

2022年02月27日 18時30分　
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○ネルシーニョ監督

「入りから良い入りができ、序盤に失点こそしましたが、そこからチームとして崩れることなく、まずは同点に持っていこうという流れの中でしっかりやってくれていたと思います。相手に退場者が出てから、我々にとっては優位なゲームの運びになったと思いますし、ハーフタイムに若干守備に修正を加えて、後半に入ってから守備から攻撃に出ていく好循環を作ることができたと、そこからは自分たちでボールを動かしながらより優位に、また、相手に退場者が出たということで数的優位な状況で終始ゲームをコントロールすることができたんじゃないかと思います。今日の勝利は今シーズン戦っていく上で重要な勝利になることは言うまでもないんですが、この良い感触をしっかりと持ち続けながら良い準備をしていきたいと思います」

−退場者を出してから横浜FMは前にパワーを残してきたため、前から守備にいく中でも背後のケアなど、守備のバランスを意識したと思いますが？

「システム、立ち位置、選手個々の役割については、今季に入ってからずっと変わらず、そこにフォーカスして取り組んできていますので、一人ひとりやることははっきりしていると思います。これまでのちばぎんカップでのジェフ戦、開幕の湘南との対戦も、我々の取り組んできた形の成熟度を増していくことをテーマにやってきていますので、守備はずっと安定してできていたと思っていますし、むしろ攻撃のところが前節から今節にかけて改善点になってくるんじゃないかと思っていました。ただ今日はアタッカーの選手が相手の選手と良い駆け引きをしながらライン間で流動的にボールを引き出すことができていましたし、それというのも2トップが守備を頑張ってくれたところに大きく依存している部分があるんですけど、ブロックを作る際に5−3−2のオーガナイズでしっかりとコンパクトなラインを引きながら、相手の最終ラインの背後にスペースを空けるというのは事前の分析からもわかっていたので、そこをうまく突きながら守備から攻撃への好循環を今日は作ることができたと思います」

−試合前に大南選手、試合の早い時間帯に中村選手が負傷しましたが、川口選手、戸嶋選手が役割を果たしました。チーム全体の強さが見られたのではないかと思いますが？

「選手たちには今季に入ってから言い続けていることがあって、こちらから要求しているのはインテンシティがないと、どれだけ良いサッカーをしていても結果は出ない、ましてやリーグ戦とカップ戦が同時並行で続いていく中で相当タイトなスケジュールが組まれています。その中で戦っていくためには、チームとしてのインテンシティを出していけるか、今日に関していえばアクシデントに見舞われましたけど、代わって入った二人がしっかり役割を果たしてくれました。それというのは日々のトレーニングと献身的にチームのために取り組んでくれている結果ですし、試合にはみんな出たいと思っているはずですが、何が起こるかわからないわけで、今日のように突如訪れた出場機会に向けて良い準備ができているかどうか、そこをしっかりと体現してくれた二人だと思いますし、途中から入ってもリズム、テンポを崩さずに非常に良い入りができたと思っています。これまでもチームには言っているんでけど、解決策はチームの中にしかないので、解決策を一つでも多く見出していけるように、選手たちには試合に向けて良い準備をしていってほしいと思います」