「柏フットボールジャーナル」鈴木潤

ネルシーニョ監督「ピッチで戦ってくれた選手たちは技術的な部分、戦術的な部分を含めて非常によくやってくれた」/J1 第36節 柏 vs 福岡【試合終了後コメント】

○ネルシーニョ監督

「非常に拮抗した試合になりました。今シーズン、相手の福岡は失点数が少なくて守備が安定しているチームですので、そういうチームに対して我々がどのように攻撃を仕掛けるかが鍵になったわけですが、ただゲームを通して今日ピッチで戦ってくれた選手たちは技術的な部分、戦術的な部分を含めて非常によくやってくれたと思います。前半の終盤に相手のペースに飲まれて、相手のゲームプランとしては空中戦に持ち込むという狙いがあったと思うんですが、そこに飲まれてうちもロングボールを蹴り込むだけの時間帯もあったんですけど、先ほども言ったとおり守備が安定しているチームですので、そういうチームに対してボールを蹴り込んだところで、自分たちが狙いとしている形は生まれないと、ハーフタイムには選手に声をかけて、後半に入ってからはハーフタイムに自分たちでボールを握ってテンポを作ろうと、慌てても仕方がないという話をした甲斐もあり、しっかりボールを握ってチャンスを作れていたと思いますし、ボックスの侵入回数も前半からチャンスは作っていましたけど、後半に入ってからよりボックスに侵入する機会は作れていたと思います。今日はなんと言ってもボールがゴールに入らなかった、支配率を考えれば我々がもう少し優位にゲームを進めていてもおかしくなかったと思います」

 

−相手のパワーのある2トップに対して、高橋祐治選手、古賀太陽選手のCBがよく対応していました。彼らの評価について。

「入りから非常に素晴らしい出来だったと思います。笛が鳴る最後の最後まで集中を切らさずアラートに入れていましたし、空中戦、あとはグラウンダーで入ったボールに対して球際でも相当厳しく相手に自由を与えない良い守備ができていたと思います。祐治と太陽の話になりましたけど、今日はゲームを通して守備の対応が素晴らしく、非常に良い働きをしてくれたと思います」

 

−今日は選手交代が遅かったですが、スタメンで出ている選手の戦術が機能していたからでしょうか?

「そこは間違いないですね。今日のゲームはレイソルが終始優位にゲームを運べていたと思いますし、相当数のチャンスを作れていたと思うので、支配率はまだ見ていないですけど我々の方が上回っていたんじゃないかと思います。しっかりボールを握りながら自分たちでテンポを作ることができていたと思います。ただ、点を取りにいかなければいけないということで、攻めの一手を変えようと、選手の特徴を変えることで攻撃に勢いをつける狙いを持って選手を投入しましたけど、それまでのチームの出来が悪かったわけではなく、今日スタートしたメンバーは非常に良い働きをしてくれたと思っています」

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